
【阿蘇くじゅう国立公園~ヒゴタイ公園】

ヒゴタイ公園がある阿蘇くじゅう国立公園内は、九州のほぼ中央に位置し周囲約100kmに及ぶ世界最大級のカルデラとその北東部に連なるくじゅう連山の火山地形の公園 です。
阿蘇の中央火口丘の中岳やくじゅう連山の硫黄山は、今も活発な活動を続けている活火山で大地の鼓動を感じる事ができます。多くの山々では、一面に咲きほこるミヤマキリシマの群落が観賞され、裾野に広がる雄大な草原は、阿蘇くじゅう国立公園を大きく特徴づ ける1つとなっています。
阿蘇、くじゅう両地域とも、ススキや野芝の育つ草原が景観上の大きな特色となっていますが、これは採草、野焼き、放牧などによって千年以上も昔からの人為的な作業、特に野焼きにより維持されてきた特殊な自然なのです。そして長年にわたりこのような状態で維持されてきたため、ここには特有の生物相も数多く見られます。
この偉大な自然環境を維持する為に村民や周辺住民一同は日々努力を惜しむことなく活動しています。
【ヒゴタイってなに?】
肥後躰-ひごたい
キク科ヒゴタイ属 多年生植物
開花時期8月上旬~9月中旬

太古、日本と大陸がまだ陸続きだったころの名残として残留した多年生植物。
現在は朝鮮半島中部以南、九州、愛知県、岐阜県、広島県の特定地域に分布しており、九州では過去にあちらこちらでみられたが、現在は環境省のレッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類されています。以前、村内では盆花として珍重されていましたが、心無い山野草採取家や、環境悪化および気候変化など悪条件が重なり野生種は非常に少なくなり、この産山村でも一部にしか見ることの出来ない花になっています。
一見アザミにも似ていますが、実はキク科の植物です。